atok Sync
日本語入力システムの利点のひとつに、変換の記憶機能が挙げられます。
これは、自身が日頃から行っている変換をシステムが記憶し、其の変換ワードをトップの上位に表示するというものです。
たとえば、「はなす」という言葉を変換するとします。
この場合、候補として出てくるのは「話す」「離す」「放す」「はなす」「ハナス」の五つです。
一般的は「話す」が最も使用されているので、この単語が一番上に表示されます。
ただ、日常的に「離す」という言葉を使っている場合、其の人の入力システムにおいては「離す」が最初の候補として出てきます。
其のため、何度も変換のためのスペースキーを押す不可欠がなくなり、文章の製作にとき間がかからなくなるのです。
もし、自身が使用する用語の中に元々システム内に於いては登録されていない単語があった場合は、単語登録機能を使って其の漢字と読みを登録し、変換できるようにすることも可能です。
こういった記憶機能があるため、日本語入力システムは自然と自身の使いやすいようにカスタマイズされていきます。
それは、atokでも同様です。
其のため、たとえば別のパソコン等に乗り換えた際などに於いては、また一から環境を創り直すことになり、とても使いにくくなってしまいます。
そんな不便な点を解消すべく生まれたのが、「atok Sync」です。
「atok Sync」は、自身がこれまでカスタマイズしてきたatokの環境を、他のパソコンでも使用できるようにするサービスです。
オンラインストレージサービス「インターネットディスク」を利用し、そこへatokの環境を送り、他のパソコンで其の文書を取り込むことで共有することができます。
これによってパソコンの乗り換えは持ちろん、会社のPCなどでも同じ環境を利用することができます。