atokの入力

atokの入力

文章を入力していく中で、ストレスなくスムーズに進行していく鍵となるのは、入力の際の機能です。
変換をはじめ、文字を打つという自身の能力以外の部分で、どれだけ滞りなく行なえるかという点が、大きな問題となります。
其の点において、atokは非常に優れた日本語入力ソフトといえるでしょう。

 

atokの特性のひとつに、「入力先回り表示」というものがあります。
これは、既に何度か入力したことがある文章に対して、最初の数文字を入力したとき点で候補として表示されるという機能です。
たとえば、普段から「宜しくおねがい致します」という文章をよく使っているユーザーがいるとしましょう。
このユーザーが、一太郎などのワープロソフトを使用している際、「よろしく」と入力したら、其のとき点で「宜しくおねがい致します」という変換候補が現れます。
そこでエンターキー、もしくは左くりっくを押すと、其のとき点で「宜しくおねがい致します」という文章が入力され、全部の文字を打たなくても入力が可能となります。
これは、携帯電話を普段から使っている人に於いてはおなじみの機能ですね。
atokのこの先回り入力は非常に精度が高く、またTabキーを押すことでさらに候補が表示されるなど、使い勝手も非常に良い機能となっています。

 

また、これだけに於いてはなく、日付の入力や日常会話に使用する話し言葉、あるいは方言といった言葉に関しても、入力しやすいようになっています。
日付に関しては、「きょう(今日)」と入力しただけで、其の日の日付が変換の候補に現れます。
方言等も、あらかじめプログラミングされています。