atokの自動補正機能
自動補正機能は、atokにおける目玉ともいえる機能です。
たとえば、「もうしりゆうありまsん」という、明らかな誤入力をしたとしましょう。
この場合、一般的なら「申しりゆうありまsん」と変換されしまうところですが、atokの場合はしっかり「申しりゆうありません」という変換候補が表示されます。
これならば、誤字、脱字の出る確率はかなり減ることになりますね。
自動補正機能の対象は、単純な間違いだけに於いては留まりません。
たとえば、敬語などにも採用されます。
敬語は普段使っている言葉とくらべ非常に難しく、大人であっても誤用してしまうことがしばしばあります。
「事務の方で伺ってください」という言葉は、一見正しい敬語のように見えますが、これだと相手に対して謙譲語を使っていることになります。
正しい敬語は「事務の方でお聴きになってください」です。
このような敬語の間違いがある場合も、atokに於いては自動補正機能がはたらきます。
これによって、シゴト上の文書や取引先へのメールなどで恥をかかずに済みますので、非常に便利な機能といえるでしょう。
さらに、atokは言葉の誤用自体にも補正がなされることがあります。
よく間ちがえる表現として、「的を得た」や「人間ドッグ」などがあります。
実際に於いては、「的を射た」「人間ドック」が正解です。
この場合、「まとをえた」「にんげんどっぐ」と入力しても、候補に「的を射た」「人間ドック」と出てくるので誤用しないで済むというのが、atokの自動補正機能なのです。